そしてまた旅立つ

2018年4月22日、東京ドーム。
KAT-TUN LIVE 2018 UNION』最終日。
行ってきた。
参戦してきた。
「最高だ好きだー!」って思った。
KAT-TUNおかえりなさい!!


よし、一番重要なことは言った。
あとは今書きたいことを好き勝手書く。

ライブから一ヶ月以上経ってるけど気にしない。備忘録を主目的として開演までの話も書こうとしたらぐだぐだになったとかその辺が原因。開演までの右往左往っぷりは別記事をその内に。

!caution!
セトリについて書いてますが、ほんの一部です。思ったことを書くのがメインです。前後もごちゃごちゃです。セトリ目当ての人はさくっと別のブログ探してください(雑誌とかにも載ってます。私も月刊SONGSの6月号を初日レポだったけど買いました。なんで掲載スコアAsk Yourselfじゃなかったんだろ)。

問題ないよ~、という人は良かったら読んでください。

あ、それともう1つ。
私は熱心なファンではないと思います。
ファン歴とかそういうことではなく、雑誌もTVもチェックは甘いし、ドラマは好きな感じじゃないと見続けられないし、出演ミュージカルも舞台も行ったことないし、ライブには何度か行ってるけど友人頼みだったのでファンクラブは今年新規です。
あと「きゃあ格好いい♡」「やぁん可愛い♡」となるタイプじゃないです。「なんでこのカットこんなに良いのか仕方ない買うよ立ち読みで終わらせるつもりだったのに……」と敗北感を味わいながらレジに向かうタイプです。そしてそのカットが後ろ姿だったり目を瞑っていたりという、わけわかんねーよと言われても反論できないタイプです。そりゃ顔面が良いのはありがたいけど。


ただ、彼らの歌は好きです。
それだけはずっと揺らがなかったので、私はこの人たちのファンを名乗っています。

 

そんな人間の書く記事です。
好きだって気持ちだけは、込めてます。

 

 

 

 

 

さて。
何からどうやって書けばいいのか。

 

冒頭にも書いたけど、とにかく最高だった。
セットのモチーフが船で、開演近づいたら船員の格好したJrが掃除の動きとか始める作り込み具合だし、世界観が開場前の注意アナウンスまで及んでて凄かった。「船内では撮影・録音・録画は禁止されています」とか、「出航までもう少しお待ちください」とか、そこまでやる!?という。
それと特攻ね、炎とか爆発ね。戦闘力高めのKAT-TUNコン、此処に在り。

衣装も初っ端の赤と黒のやつ超好き。改めて雑誌のレポ見ててもどれも良き。というか、どうやらKAT-TUNは私が認識している以上に衣装が良いらしい。「衣装にハズレがないんだね!?」って10Ksで驚いておられる他グループ担の人のブログ記事をいくつか読んだんけど、ハズレ衣装ってどんなの…?
私が行ったことある他ジャニーズのライブはKinKi Kidsだけなんだが、あったのかなハズレ衣装……歌がとにかく上手かったこととMC面白くて長かったことがライブに関する記憶のほとんどを占めている。ライブDVDもKAT-TUNとKinKiしか見たことない。衣装…衣装…、私の記憶力はそこに発揮されないな、終了。

亀梨さんは相変わらず会場の歓声をかっさらっていく人だった。
キューブフライングは「凄い!」と「見てるの怖い!」の両方で、これ吊り橋効果で恋に落ちちゃう人いるんじゃないだろうか。私には縁のない話だが。もう落ちちゃってる人は落ちなおすんじゃないだろうか。底無しだね。
個人的には、しっかりしてるかと思ったらぼけぼけなとこが良いと思ってる、特にMC。距離感がつかめないって言ってたあれはお客さんに甘えてたと思う。UNIONと湯にオンをかけて入浴剤なのは全然気づいてなかった、バカでごめんね!(笑)
この人が目を細めて爆笑してると安心するよね…(しみじみ)。

上田さんは強面と言動行動のギャップが相変わらずだった。
ピアノをやわらかく弾いたり、メンバーをちょっと照れながら好きって言ったり、好きだって言った後に「他2人はどうかわかんないけど」とか言っちゃう辺り。MCで真っ先に座ってよくわかんないコント持ち掛けたの笑う。収録日という事実などすっ飛ばして話した朝からの出来事も笑う。傷メイク増えてたのも笑う。「おぉぉマシンガンー!」ってなった自分には苦笑する。パワーアップしたなって思ったんだよ。そうそう、前回は三輪バイクだったのが今回二輪バイクになってた。やったねバイク! 割と近くの方で見られたにもかかわらず、バイクの排気量と車種が何か気になって全然顔を見ていなかった私。ほら熱心じゃないのこういうとこだよ。トロッコ乗ってる時の後頭部はひたすら見たのにね。感想が「生きてる…」はどうかと思う。
因みにどうでもいい話ですが、東京ドーム内でバイク乗るのに多分免許は要らないので、彼が二輪免許を持っているかは知りません。バイク自体はエンジン音が軽かったので多分大型ではない(雑誌見ながら家で喋って検索したけど、カワサキのBALIUS-Ⅱぽい?)。

中丸さんはね、この人のギャップも相変わらず。カトゥネット高丸やった人があんなに格好良くレーザー操るとか販促、間違えた、反則だと思う。入浴剤の販促は見事だったと思う。使わないなって事前に買わなかった人間がカトゥネット見てライブ後に買おうと思った。でも行列見て夜行バスの時間考えて諦めた申し訳ない……。それにしても彼の歌声は時々ものっすごくツボにはまる。巷で見かける「この歌割を決めた人握手したい、いや是非お中元を贈りたい」を実感してしまったのは大体この人の所為。彼もトロッコ乗ってる時の後頭部はひたすら見た。感想はやっぱり「生きてる…」だったのでどうかと思う。他2人のボケに振り回されてる最年長、それらを時々さくっと流し切り捨てる最年長、末永く頑張っていただきたい。

 

さて、楽曲はというと。

 

唐突な宣言を1つ。
私、『Polaris』がめちゃくちゃ好きなんです。
この一言で、セトリ知ってる人は「あぁ(微笑)」ってなったと思う。
更に重ねて宣言を。
ピアノとか弦楽器とか、アコースティックアレンジめちゃくちゃ好きなんです。
セトリ知ってる人は「はいはい(微笑)」ってなったと思う。

ピアノ伴奏でPolarisやったんだよあれは楽園か!
他にもアコースティックアレンジあったよ幸せ飽和状態!

 

迷うことなく断言できる、今回のセトリ超好みだった。
日曜朝にシューイチの特集見たぐらいで事前知識はほぼゼロだったんだけど、やる曲やる曲どれも大喜びだった。
楽しくて楽しくて気がついたら歌ってて何回か慌てて黙った。隣の人ごめんなさい。
アルバムありきのツアーじゃないから過去アルバム曲もいくつかあって、好きな曲が多すぎた。
「ふわぁぁぁ」ってなんか溶け出してる声が何回か出た。隣の人、本当にごめんなさい。
(次回気を付ける、ほんと気を付ける……)

隣の人には本当に申し訳なかったと思うけど、とにかく嬉しくて。
だって、ライブではもう聴けないと思ってたんだよ。
『I LIKE IT』も『RUSH OF LIGHT』も『RIGHT NOW』も『SMILE』も。
これだけじゃない。過去アルバム曲で、c/w曲で、ベストアルバムに入らなかった曲。

それから。
私この曲が、一番びっくりした。
他のどの曲よりも、聴けると思ってなかった。

『SIX SENSES』
やったの。
3人で、歌ったんだよ。

聴けると思ってなかったっていうのは、2つあって。
1つ目は、さっき書いたのと同じで、現実的に「過去アルバムの曲だから」聴けると思ってなかった。
2つ目は、こっちの方が割合は大きいのだけど私の内面的な話で「過去を引きずることなく」聴けると思ってなかった。

6人時代を過剰に賛美したいわけじゃなくて、でも『SIX SENSES』は、『6つの感覚』で。
個性バラバラだとか揃わないとか散々言われた6人が歌った、更に言うならその内の1人が作詞した、あの6人のための歌だと勝手にずっと思っていて。
他の人は歌わないでなんて傲慢なことは言わないし、もしかしたら他の人は技術的にもっとうまく歌うのかもしれない。でも私のベストは、最上級の『SIX SENSES』は、KAT-TUNの6人が歌うもので。

私は、3人のKAT-TUNが好きで、4人だったKAT-TUNが好きで、5人だったKAT-TUNが好きで、6人だったKAT-TUNが好きで、それなのにか、だからこそか、曲を聴くとどうしても、その曲をCDとして世に出した時のメンバーでの歌割を浮かべてしまうことが多かった。
誰が歌ってたかまではわからなくても、「あ、違う」って反射的に感じてしまうことが何度もあった。
頭より心で考えるってこういう感じのことなんかな、こればっかりはどうしようもないなって諦めてた。
ましてや『SIX SENSES』。6人を引きずらないわけがなかった。

でもあの日、私は6人の歌割なんか少しも思わなかった。
「マジでやってくれんの!?」って嬉しさばっかりだった。
手を上にあげて、手を叩いて。
気付いてみたら、あの日、どの曲も私は過去の歌割を引きずらずに聴いていた気がする。
今までどこかで、人数が減った曲って思ってたんだろうな。
記憶が塗り替えられたわけじゃなくて、同一線上にある別物というか、新たな物というか、いや平行にある物なのかな……うまく言えないな。
とにかく、多分初めて、ちゃんと今の彼らの曲として聴けた。

『人数が減っても』という前置きなしで「KAT-TUNが好きだ」と思った。

Ifの話だけど、約2年前に充電期間を目前にした『10Ks!』のライブがなかったら、充電期間がなかったら、きっと私はこんな風にならなかったと思う。

これからどうなるのって不安の中で、それでも楽しもうとした10Ksのライブ。今年になって色々読んだライブレポで、いくつものブログで触れられていた最後の挨拶と、3人で階段を上がっていく光景。DVD見るたびに、毎回泣いてしまうけれど。
冷静に見つめ直す時間が必要なのかな、と言っていた充電期間。カウコンで復活して3人が並んでいるだけで胸がいっぱいになってしまうぐらい、期間中は寂しかったけれど。

ファンの人に泣いてほしくない、笑っていてほしいって3人は言ってくれたけど。
でもあの時間は必要だった。
少なくとも私には、絶対、必要だった。

だって、これ私の中でもはや笑い話と化したことなんだけど、帰りの夜行バス(もしかしたら乗客全員が数時間前に東京ドームにいた人たち)の中でとりあえず覚えてるセトリを突っ込んだプレイリストをシャッフルで聴いてて、
「あれこの曲、なんか人数多くない?
って思ったからね。そりゃ発売時の音源だから多いだろうよ!
多くない曲の方が少ないだろうよ見事に気持ちの整理ついたな私!
本当に今まで全然整理ついてなかったんだな私!

でもそう思ってから急に涙が出てきて、しばらく泣いた。しゃくりあげもしないし、ほんとに静かに勝手に涙が出てくるから、カーテンで仕切られてるのをいいことに流れるままだった。
UNIONのライブ中、初っ端にうるっとはきたけど泣かなかったのに。
ティッシュ持ってて良かった。
走行中のバスの中で起きるたびにプレイリストを再生して寝直したけど、泣いたのはその一度きりだった。
UNIONは、色々な何かを再確認したライブだったのかもしれない。

ちなみにプレイリストは、後日確認したら案の定抜けてる曲が数曲あった。

楽曲ごとの細かい感想は、正直今書いても取りこぼしが多そうなので(記憶力がアレ)、DVD出てゆっくり見た時にまた改めて書きたい。
DVD出るって思ってるから収録日って言ってたから。
映像見てちゃんと思い出して書く。
発売までに過去のライブDVD見て感想書いてみようかな、収録日ってほとんど行ってないけど。
どうにもしんどくて最後まで見たかすら記憶にない『NO MORE PAIN』のライブDVDも、ちゃんと見たいしな。

あ、大事なこと思い出した。
UNIONのダブルアンコールは『ハルカナ約束』だった。
約束の歌だった。
約束を信じ切れるかって言うと、私含め、ごめんってなっちゃう人も多いんじゃないかとは思う。会えなくなるのは突然で、何がどうなるかわかんないってことだけは知っちゃったから。
元々あの世界では約束の効力なんてほとんどなくて、でもちょっとはあって、でもそれも、メンバーが減るたびに少しずつ失われて、きっとどのライブよりもファンがしてほしかった約束を、したくてもできなかったのが2年前だったと思ってて。
約束の効力が充電で復活したとは正直思ってないし、ちょっと呪いみたいなとこあるよなぁ、無理に背負ってほしくないなぁって気持ちもあるのだけど。
でも充電明けのライブで、セトリのあの位置で歌ってくれるとやっぱり嬉しい。
3人の約束しようって気持ちと、約束してきたみたいな感じです。

そうそう、トリプルアンコールの時だったかな。コールに応じて出てきてくれて、亀梨さんが流し目というか色気とかでソウイウ雰囲気を前面に押し出したトーンで「みんな……ヤりたいの?」って言って、観客に「ヤりたいー!」って叫ばせたのは流石だと思った。そりゃ株式会社セックスシンボルエージェンシー所属になるよ。その後、中丸さんが「そういうのやめましょうよ」って感じに真面目に亀梨さんを諭して「え? 何想像してるんですか? アンコールの話ですよ?」って感じのこと返される安定の流れも最高だった。


とにもかくにも、充電期間終えたKAT-TUNはどこまでもKAT-TUNで、私の好きなグループだった。
おかえりなさい!
引き続き船に乗るよ!
ツアーがどんなのになるか楽しみにしてる!


時季外れの記事をここまで読んでくれた人、ありがとうございました!

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とか書いたり消したりしてる内に申し込み通知来たんだった。
1公演でいいから当たりますように。