テンションが上がり下がりするのは生きてる証拠

時と場合によってそれは情緒不安定って呼ばれることはスルーで。

 

前記事で触れた、KAT-TUN復活ライブの開演まで自分がいかに右往左往していたか書こうとした件。
何をどうしてもどうにもならないので、諦めてありのままあげます。
いいんだ、備忘録だよ備忘録。

 

 


私はKAT-TUNが好きだ。
CDやDVDを買うし、友人とライブに行く程度には好きだ。
そして、彼らを好きになる前から、年越しをカウコンの放映でほぼしてきた程度にはジャニーズ全体も好きである。

けれどさかのぼること約6ヶ月前。2017年最後の日。
私はNHKEテレで年越しをしようとしていた。

「重大発表あるとか怖すぎる。カウコンは録画して年越しはEテレでする」
根性がない。

一応、ちょっとは思っていた。KAT-TUN充電完了かな、と。
でも、重大発表が新グループのデビューだったら、と思ってしまった。そしたら充電完了はまだ先になるなって思ってしまった。それをリアタイしようという気力はなかった。
重大発表の内容がなんであれ、この御時世すぐにネット記事になる。録画予約もしている。
だからEテレで年越しして、ネット記事を見た後とかに録画を見よう、ぐらいの気持ちだった。

 

結果。

年越しはEテレだったけど、重大発表はリアタイで見た。

 

年越し番組終わって、カウコン中継が終了してなかったらチャンネル合わせちゃうだろ。
根性でも気力でもない、長年カウコンで年越ししてきた人間の惰性である。

 


2018年1月1日。
KAT-TUN充電完了。
おかえりなさい!
東京ドームライブ3daysか、了解!
土日なら行けるはず!


というわけで2018年4月22日、私は東京ドームにいた。

 


いや、それまでに色々とやったけれど。

とりあえず最重要事項はファンクラブに入ったこと。ずっと友人に連れて行ってもらってたので入ってなかったんだファンクラブ。
今回その友人はどうしても行けないことはわかっていたので、寝て起きて充電完了が夢でないと改めて確認した年明け初日の元旦その日にファンクラブ入会費をATMに突っ込んだ。
普段腰の重い私にしては異例の迅速な行動だった。

デビュー日イベントを中継するLINE LIVEで『Real Face #2』を聴いて、「本当に再出発なんだ」ってグっときたりした。
「みんなと時間を重ねてね」「熟女ですね」「そういや熟女の定義って何歳からなの?」の発言が、気遣い・さらっと失礼・突拍子がない、のトリオで笑ったりした。

1月になんとなく作ったKAT-TUNプレイリストを4月に聴いたら凄い良くて「三ヶ月前の私偉い!」と自画自賛したりした。
そのテンションで10Ksのライブレポ読み漁って涙ぐんだりしていた。アップダウン激しすぎ

3日間しかないライブの当日に東京入りでちゃんとグッズ買えるか不安で(10Ks初日の名古屋で列長すぎて開演に間に合わせるために買うのを諦めた過去がある)、前日に買おうと前乗り決めてそれならばと関東住まいの友人と晩ゴハンの約束取り付けたりもした。これは結構ぎりぎり。友人に感謝。めっちゃ楽しかった。

グッズは21日の午前中に行ったらほぼ並ばずあっさり買えて、写真も余裕で撮れたりもした。

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 そういえばこの日の東京ドームシティは、刀剣乱舞の舞台グッズ目当てのお嬢さんと、KAT-TUNのグッズ目当ての大体お嬢さんと、競馬目当ての大体おっちゃんと、アトラクション目当ての親子連れが混ざり合っていい感じにごちゃごちゃだった。

しかし暑い日だった。なんで4月に夏日なんだ。


そんなこんなで迎えた2018年4月22日。

ライブは18時からで、開場は2時間前の16時から。
当初の予定は都内散策して17時までにドーム着いて、席でおにぎりとか食べてトイレ並んだらいいかな、だったけれど、昼過ぎぐらいに総武線に遅れが出ていることを知る。

やめて、地下鉄でも行けるのは知識として知ってるけど土地勘ないし方向音痴だから。

一気に不安になったので、念には念を入れて早めに動いた結果、15時半ぐらいにはドームに到着した。

 

いつも行ってる友人が駄目だからと同行者を探すことなくケロッと一人参戦、当然時間は余りまくり。
なので、年齢層低めだけど割とガチに絶叫マシンだよね?ってアトラクションを見上げたり、JUMP SHOPでフリーザのマシュマロとエリザベスのマシュマロをネタ土産に買おうかマジで悩んだり、バルーンスタッフって背中に書いてあるにしても風船持ちすぎでしょうというおねーさんの後姿を写メったりした。

ファンサうちわを作ってくれるっぽいところに『シャドーして』ってのがあって斬新だなって思ったりした。

Chainのバッグ量入るしデザイン良い感じだしそりゃ皆持つよと眺めたり、そっか10Ksのバッグあんなだったなロゴいっぱいと眺めたり、come Hereのバッグはマリンテイストだしやっぱり見ないか超シンプルだったTシャツは昨日見たけど、とグッズの記憶を探ったりした。

UNIONのパーカーはこの気温の中で頑張って着ている人いるなぁ着ずに腰で結んでる人めっちゃ気持ちわかる、と思ったりした。
ちなみに私は10KsのTシャツを着ていた。着るか迷いつつ荷物に入れてたんだけど、グッズ買った時に着ている人を見かけたから嬉々として着た。好きなんだよ、あのデザイン。都内うろつく為にさすがに上に1枚羽織ってたけど。


開場時間になったのでコンビニでおにぎり買って、16時過ぎにいざ入場口へ。


デジタルチケットの指定通りに23ゲートで鞄の中身チェックを受け、QRコードをかざして席番を発行してもらう。裏返しで渡される感熱紙。
「立ち止まらないでください! 席は入ってから確認してください!」の呼びかけに従い、入ってしばらく歩き、邪魔にならない位置を見つけて立ち止まる。

デジチケは事前に席はわからず、入場ゲートだけを知らされる。

23ゲート入場で多い席がどの辺りか、事前にネットで検索はしていた。ネットによると、1階スタンドが多いということだった。アリーナだったって書いてる人もちらほらいたけど、がっかりしたくないのでそんな期待はしない。

そもそも日付曜日までジャスト6年前、Chain以来の東京ドーム。あの時は2階席だった。
ついでに今確認したらその前日も2階席だった。見てた角度違ったよなって思ったら一塁側と三塁側って差だった。楽しかったけど、遠いことは遠い。
それと比べて、さすがにこのゲート番号で2階席ってことはないだろうと考えて、まぁそれなりに浮かれてはいた。

見やすいところだといいな。
音の反響が気持ち悪くないところだといいな。
やっぱりそれなりにメンバーを近くで見られるところだったらいいなぁ。

感熱紙を表に返した。

「?」

見直した。

「……?」

凝視した。

「…………」

一度落ち着こうか。

顔を上げて23と書かれた案内板を見る。おそらく睨みつけるぐらいの形相だった。
もう一度手元の感熱紙を見る。

「…………?」

 

 

アリーナって書いてる。

 

 

アリーナって書いてる!?

 

 

平常心が一気に瀕死。

 


元々、初めての一人参戦だとか電車の遅れだとかでぐらぐらしてたところにこの衝撃。
歓喜より、恐ろしいほどの動揺で挙動不審にならないように必死だった。
とりあえず落ち着けと、トイレに寄る。さすがにこの時間はほとんど並ばない。
トイレを出て、とりあえず席へ向かおうとする私の視界に入ったグッズ売り場。

「あぁ中にもあるんだ……え、うちわ買うべき?」

買わない人なんです。買ったことない人なんです。
一応『推し』、ジャニーズで言うところの『担当』はいても、単体で見るよりメンバーといて笑ってるところが見たい。そりゃ自担見たいけど。
でも誰であれ近く通ったらテンション上がる。だってKAT-TUNが好きなんだもんよ!

 

というかずっと疑問なんだけど、自担のうちわ持つ人たちは他メンバーが近く通る時どうしてるの?
そのままなの?
下ろすの?
裏返して文字側にするの?
近くを通るメンバーに合わせてうちわを持ち換えてるねーちゃんズをいつだったか見たことあるけど、さすがにそれ少数派でしょ?
凄い気になるんだけど話が進まないので戻そう。


とりあえずうちわは席着いてから考えよう、アリーナと一口に言っても広いんだ、落ち着け、と席へ。
係員にチケットを見せること2回。
席へ辿り着く。

これでメインステージ近くだったら私の平常心は灰も残らず燃え尽きたが、幸いなのか残念なのかそんなことはなかった。
けれど6年前との距離差が激しすぎる。
ちっとも落ち着かず、震える指でいつも一緒に行く友人にメッセージを送る。

もはやSOS。

動揺のあまり空腹はぶっ飛んでたけど、食べておかないと体力がもちそうにないのでおにぎりを食べる。

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充電完了おめでとうぐらいの気持ちで買った赤飯おにぎり。
アリーナで食べるなんか夢にも思ってない。

 

胃に食物が入ったのと、友人へ返信したりしている内に少しは落ち着いて、うちわはいいか、と気持ちを持ち直す。
でも動揺が酷い。鼓動が速い。
ゲームアプリを起動するもまっっったく身が入らない。

 

諦めた。

 

並んでたら時間的にもちょうどよくなりそうだし、もう一度トイレに行こう。
そんでもって私よ、君は筆で色塗りをするのが好きだったよな?
ネイルカラー塗るのも大好きだもんな?
塗り始めたらそれに集中できるし、集中したら落ち着くよな?

 

よし、口紅を塗ろう。

 

落ちやすい口紅だしどうしよっかな、塗るとしたらご飯後だよなぁ、とかぼやきながらリップメイク用品を鞄に入れた朝の私グッジョブ。

おかげさまでなんとかその後、無事に開演を待つことができた。
まぁライブ始まったら、平常心なんかどっか飛んで行ったけど。

 

 

そんなこんなの、グダグダ右往左往でした。

 

でもこの動揺も右往左往も、ライブないと味わえないんだよね。
なくさないでくれたの、本当に嬉しい。
アルバム凄い楽しみ。
こんなに楽しみに発売日を待ったのは久しぶりな気がする。
ツアーもどうにか1つ当たったので、今からそわそわしている。

 


ここまで読んでくださった人、ありがとうございました!